どんな役割や目的を担っている部署?
私が所属している札幌オフィスでは、大企業事業所を中心に、従業員様の入社手続きに始まり、産育休手続きや扶養追加手続き、そして退職の手続きと、従業員様の在籍中に発生する社会保険、労働保険の手続きを行っています。
SATO社会保険労務士法人は全国に6拠点のオフィスがあり、その中でも私が所属している札幌オフィスは、社員・パートナー400名程が在籍しています。また、本社機能とファクトリー機能を有し、各行政期間への大量の届出処理を得意とする拠点となります。
オフィス内では、10~20名程を1チームとし、数十チームが配置されています。私はその中の1チームのチームリーダー職となり、業務の進捗管理やメンバーの管理を自身の業務と並行するプレイングマネージャーとしてを行っています。
仕事を通じて、「この瞬間が嬉しい」「達成感がある」と感じるのはどんな時?
どの業種であっても同じですが、私達の業務にも繁忙期があります。
通常月に比べて、繁忙期では対応すべき業務量や種類は多くなる訳ですが、人事様とのコミュニケーションを密に図る事で、求められるタスクをスムーズに終えられた場面では、一定の達成感を感じる事もできます。
また、手続き処理を行う事がメインではありますが、私達からの工程の見直しに関するご提案などが、人事様の工数削減にも繋がる場面があります。
企業の人事様は、各種社会保険手続き以外にも採用活動など多岐にわたる業務を抱えており日々多忙な環境に身をおいているのではないかと思います。
私達が日々行っている業務についてはあくまで手段であり、目的とすべきは依頼主からの信頼を得ることだと考えています。信頼を得て、人事様が別のタスクへと時間を活用していただけているのであれば、本当の意味で私達の存在意義があるのではないかと思います。
活躍している人の共通点や、この部署に向いている人はどんな人?
活躍している同僚に多いのは、アイデアマンであり、行動力を持った方々が一番に思い浮かびますね。
私達の部署では、正確性と迅速性が求められますが、全員が同じ手順で業務を行っているわけではありません。使用しているプラットフォームや、クライアント様ごとの従来の運用方法などから、私達の運用にも若干の違いはあります。
そのため、日々の業務には、養った経験値とアイデアを活かし、行考主義のもと、ベストな方法へと導く力が必要だと思います。
また、何かにトライしようとする際には、少なからずエラーやミスが起こるリスクも秘めていますが、失敗を後ろ向きに捉えるだけではなく、「どうしたら次に活きるのか?」を前向きに捉えられる考え方も大事な要素だと思います。
札幌オフィスに関しては、ITリテラシーの高いかた、六法全書を愛用している法律が得意なかた、前職が接客業でお客様対応が得意なかた、私のようなスポーツ大好き体育会系など、多種多様な方が活躍しているようにも感じます。
入社して間もない頃に苦労したことや戸惑ったことは?
私が入社した頃は少し特殊な時期で、ちょうど会社としても規模が大きくなっていく過渡期でした。その中で、一端を担っていた中間層の社員が多く退職された時期があり、私はそのタイミングで入社しました。その状況もあり、手続きの遅れやミスが多く出ており、最初はそのリカバリー対応にただただ必死でした。
前職が接客業だったことが、トラブル対応を行う中で少しは活きていたかもしれませんが、社労士としての経験値もなかったので、十分な回答や対応が行えずに、多くのお客様にご迷惑をおかけしてしまいました。
ただ、原因を分析する中で「仕組みと体制をしっかりと再構築すれば必ず立て直せる」という確信を持つことができ、最終的に、チーム全体でより安定した運用体制を整えることができました。今ではあの時期の経験が自分にとって大きな糧になっています。
応募を考えている皆さまへ
士業と聞くと、敷居が高いイメージがあり、なかなか応募に踏み切るのに勇気が必要かもしれませんが、我々が日々社会で生活していく上で絶対に関わってくる社会保険、労働保険業務に携わる機会は永遠の財産となると思います。
また、誰もが耳にしたことのある大企業の、人事労務業務の一旦を担う事もそうそう出来る経験では無いと思いますし、今後のキャリアにも繋がっていくはずです。
年齢層も広く、若年層からは感性を、中高年齢層からは経験をいただき、私自身も人間として成長を感じれております。
中途入社された方も異業種からの転職実績が大半ですので、新しい学びと経験を活かし、SATO社会保険労務士法人とともに成長し、より社会への貢献に繋がるよう、私達と一緒に働いて行きましょう!